今回は「腰痛の原因」について書いていこうと思います。
腰痛といっても症状には様々な種類があります。
筋肉を痛めてしまっているもの、関節を痛めてしまっているもの、骨を痛めてしまっているもの、神経を悪くしてしまっているもの、病的なものなど多くの原因があります。ここではそのいくつかを紹介していこうと思います。
〇椎間関節症
骨と骨の間にある関節に炎症が起こり、痛みが発生する症状です。
腰痛の中でも発生頻度が多く、主に身体の歪みから関節の負担が大きくなることで起こりやすいと言われています。特に反り腰の方は関節が圧迫された状態が続いてしまうためそのような症状に悩まされています。
特徴としては
・同じ姿勢が続くと痛みが出てくる
・鈍痛がある
・動き初めに抜けるような感覚がある
・背骨付近に痛みが出る
などが挙げられます。
原因としては身体の歪みからくる症状の為、自分で改善は中々難しいものでもあります。反り腰は腹筋がうまく使えなくなったり、太ももの前の筋肉が硬くなることで作られてしまう歪みでもあるため、予防として筋力トレーニングや太ももの筋肉のストレッチが有効的です。
歪んでしまった身体を元に戻すには施術が必要なため、当院ではそのような症状の方には骨格矯正の施術を提案させて頂いております。
理想のペースは週2~3回ですが、その頻度で骨格矯正を受けて頂いている方は6ヶ月~1年で効果を実感される方がとても多くいらっしゃいます。写真を撮りながら経過観察を行っていくので、腰痛の起こりづらい身体を目指して一緒に頑張れたら幸いです。
〇筋筋膜性腰痛症
この症状も腰痛では多い症状になります。
硬くなっていた筋肉に過度の負荷がかかることによって、筋線維が切れて痛みが出てしまう症状と言われています。
特徴としては
・ズキズキした痛み
・重いものを持ち上げた時に痛める
・動作の拍子に痛める
・腰に力を入れようとすると痛い
などが挙げられます。
症状が出てしまったら筋肉の回復を早めるために安静がとても大切です。動くときは腰の筋肉に負担をかけないためにコルセットをまいたり、横向きで寝る、患部を冷やすなどを心がけてみてください。
当院ではこのような症状の方には電気の施術を提案しております。電気刺激を加えることで痛みの閾値を上げて除痛を目的に行います。痛みの閾値を上げながら電気刺激で筋肉を動かすことによって血流を促進して早期回復を目指す施術になります。
〇椎間板ヘルニア
これも腰痛にはとても多い症状になります。
骨と骨の間には椎間板といわれるクッションの役割をしているものがあります。
この椎間板がつぶれて飛び出してしまうことを椎間板ヘルニアと言います。
飛び出した椎間板が神経を圧迫することで痛みや脚の痺れなどといった症状を引き起こします。
一度飛び出してしまった椎間板は元に戻ることはないため、腰に負担をかけないようにケアをしていくかひどいときには手術が必要になります。
椎間板ヘルニアになりやすい方の特徴として
・重いものを持ったり、中腰の作業が多いことで腰に負担がかかりやすい
・背骨が歪んでいることで関節に負担がかかりやすい
・背骨周りの筋肉が硬いことで椎間板に負担がかかりやすい
などが挙げられます。
重い症状になる前に身体のケアを行って予防することがとても大切です。
〇脊柱管狭窄症
この症状は特に高齢の方に多い症状と言われています。
背骨が変形したり、生理的弯曲が崩れてしまうことで神経を圧迫してしまう症状です。
ヘルニアと同じように腰の痛みや脚の痺れ、脚の痛みを伴います。
ヘルニアとの違いは背骨の変性の為、腰を反ると痛みや症状が増すといった特徴があります。
この症状も一度なってしまうと自然に治ることはないため、手術か腰に負担がかからないようにケアをしていくかの対処が必要になります。
〇圧迫骨折、骨化性筋炎
圧迫骨折はしりもちをついた時に起こりやすい症状です。特に高齢の方に多く背骨が骨折してしまうため、約半年間の固定が必要になります。
半年の固定が必要になるため圧迫骨折の予後はあまりよくありません。
筋力低下や背骨の変形などが起こってしまい、歩くのが困難になる方もいらっしゃいます。
また、稀に圧迫骨折によって骨の成分が筋肉に遷移して筋肉が骨みたいになってしまう骨化性筋炎を引き起こしてしまう方もいらっしゃいます。
日頃から足元に気を付けて転倒には注意しましょう。
〇前立腺がん
前立腺がんも腰痛を併発する症状として挙げられます。
この場合腰痛から発見にいたるケースはほとんどありませんが、注意が必要です。
一言で「腰痛」といっても様々な種類があるため、少しでも違和感や痛みがあれば一度相談されることをオススメします。
当院は相談だけの方も受け付けておりますので、ぜひ一度ご相談ください。
コメント