五十肩

今回は「五十肩」について書いていこうと思います。

「五十肩」という言葉はよく聞いたことがあると思います。では、具体的にはどんな症状が「五十肩」と呼ばれるものなのかを紹介していきます。

・肩が挙がらなくなった・挙がりづらくなった。

・夜寝ているときに肩が痛くて目が覚める。

・安静時もズキズキした痛みがある。

・手を後ろに回しづらくなった。

・手に力が入りづらくなった。

など

原因不明でこの様な症状が出てしまうことの総称を「五十肩」と言います。

五十肩になりやすい方の特徴として

・肩こり、首こりの症状がある

・運動やストレッチの習慣がない

・肩甲骨の動きが悪い

・冷え性や血流が悪い

・姿勢が悪い

・背中や体幹の筋力が足りない（うまく使えていない）

など筋肉の質の低下や関節が固まりやすい方は五十肩になりやすいと言われています。

以前は50代の方に好発することから「五十肩」という名前がつきましたが、最近では30代・40代の方でも症状が現れる方が多くいらっしゃいます。

考えられる原因はパソコンやスマホの普及によって猫背の方が増えてしまっていることが考えられます。

五十肩の症状は病院で治療をしても1年くらいかかる方がほとんどです。ましてや放っておいてしまうとそれ以上の期間がかかってしまったり、肩が挙がりきらずに固まってしまうこともあります。

症状は放っておかずに適切な医療機関に相談することがとても大切です。

当院でも五十肩の症状に対して施術を行っています。

主にマッサージ、電気、肩甲骨はがし、矯正が当院で行っている五十肩の症状が緩和している方が多い施術になります。

〇マッサージ

筋肉が硬い、血流が悪いことで関節の動きが悪くなったり、痛みが出てしまうことがとても多くあります。マッサージの施術は筋肉を柔らかくすること、血流を良くすることを目的に行っています。

〇電気

機械を使って関節や筋肉に電気を流すことによって、炎症を抑えて関節の可動域を拡げる効果が期待できます。筋肉は電気刺激で動いているため、悪くなっている筋肉はその刺激が乱れて硬くなったり痛みが出てしまいます。電気刺激を整える目的でネオテクトロンONE-P6 Plusという機械を導入しております。

〇肩甲骨はがし

肩の可動域は肩関節と肩甲骨の動きによって、正常な可動域を作っています。特に120°からは肩甲骨：肩関節＝2：1の割合で動いていくため、肩甲骨の動きはとても大切です。肩甲骨の周りの筋肉が硬くなることで、動きは悪くなってしまいます。肩甲骨はがしは肩甲骨周りの筋肉を動かしながら柔らかくして正常な可動域を作り出すことを目的に作られた施術です。続けて施術を受けて頂くことで早期回復が期待されます。

〇矯正

身体の歪みは可動域の制限や筋肉への負担を大きくする原因になります。肩関節、肩甲骨、背骨、骨盤を整えることによって可動域を拡げるとともに筋肉の負担を減らす効果が期待されます。続けて施術を受けて頂くことによって少しずつ正しい位置を取り戻すことができるため、症状の早期回復はもちろんですが、再発しづらい身体を作ることも目的としています。

五十肩の症状は一度で良くなることはほとんどありません。根気よく続けて施術を受けて頂き、少しずつ正常な可動域に戻っていきます。通院頻度の目安は週2～3がベストです。もちろんそのペースで来れなくても良くならないわけではありませんが、早期回復を目指すには理想のペースでの通院がオススメです。多くの五十肩の症状を見てきた経験から早くて半年、多くの方が1年の期間で良くなっている方がほとんどです。時間はかかりますが、当院は患者様の不安な気持ちに寄り添うことも大切にしております。そのため、不安なことはなんでも相談してください。